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VMDとは?基本要素から小売店で注目される理由と4つの活用のコツまで解説

公開日 2021.07.30 更新日 2023.11.01

VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)は、企業や店舗などの独自性を活かして、視覚に訴えるマーケティング手法です。

商品を消費者に届けるための施策である、MD(マーチャンダイジング)の一種で、ブランディングやファンづくりに役立ちます。

本記事では、MDの基礎知識を小売店向けにまとめました。

収益アップを目指すためにも、最後までご一読ください。

なお、VMDのアイデアにお悩みなら、AIレポートサービス「タグボイス」がおすすめです。

タグボイスでは、Instagramの投稿・ハッシュタグなどをAIが分析し、生活者の最新トレンドをレポート化します。

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VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)とは

VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)とは

企業や店舗などの独自性を活かして、視覚に訴えるマーケティング手法。MD(Merchandising:マーチャンダイジング)の一種で、英語でVisual Merchandisingと言う。
※MDとは商品を顧客に届けるための施策。

VMDは、陳列や演出の方法を工夫し、商品やサービスがより魅力的に見えるようにする手法です。

活用の目的には、以下があります。

  • ブランディング
  • 人手に頼らない売り場づくり

視覚に訴えて見やすく買いやすい売り場をつくり、顧客の購買意欲をかき立て、最終的に売上アップを目指します。

なお、下記の記事でMDの基本や種類などについて解説しているので、さらに知りたい方はあわせてご覧ください。

VMDとDP(ディスプレイ)の違い

VMDとDP(ディスプレイ)の違い
種類概要詳細
VMD
(ビジュアルマーチャンダイジング)
マーケティング手法を指す企業や店舗などの独自性を活かし、視覚に訴えること
DP
(ディスプレイ)
陳列・装飾そのものを指す商品が魅力的に見えるよう、装飾や陳列などをすること

上記のように、VMDとDPは意味が違います。

MDとは、企業や店舗などの独自性を活かして、視覚に訴えるマーケティング手法です。

  • どのように足を止めてもらうか?
  • どのように店内を見てもらうか?
  • どのように購入の後押しをするか?

上記を考えながら、顧客の購買意欲をかき立てることを目指します。

一方でDP(ディスプレイ)は、装飾や陳列そのものです。

つまり、DPはVMDの取り組みを達成するための手段といえます。

VMDとDPは、陳列に関わる用語なので混合しやすいですが、違いを把握して売り場づくりに役立てましょう。

VMDで重要な3つの基本要素

VMDで重要な3つの基本要素
要素 概要
VP
(ビジュアル・プレゼンテーション)
コンセプトやブランドイメージを表現して、入店してもらうための仕組みをつくること
PP
(ポイント・プレゼンテーション)
おすすめ商品・人気商品などをわかりやすくして動線をつくること
IP
(アイテム・プレゼンテーション)
商品の陳列方法を工夫して、商品を手に取りやすいように陳列すること

VMDに取り組むうえで重要なポイントは、上記3つの基本を押さえることです。

それぞれどのような要素なのか、順番に紹介します。

要素1.VP(ビジュアル・プレゼンテーション)

VP(ビジュアル・プレゼンテーション)とは

店舗のコンセプトや商品ブランドイメージを表現して、入店してもらう仕組みを作ること。

VPはおもに店舗の入り口の売場づくりに使われるため、「店舗の顔を作る方法」と言えます。

顧客に店舗やブランドの世界観を伝える役割があり、顧客にとっての第一印象を決める重要な要素です。

特に大型ショッピングモール内の店舗なら、共通通路に面している「店舗入り口の魅せ方」は重要です。

例えばアパレルショップでは、季節に応じたコーディネートをマネキンに着せることで通行客の興味を引いています。

また以下のようなアクリルサインで、雰囲気を演出することも可能です。

>>アクリルサインについて詳しく見る<<

来店客に足を止めてもらったり再来店してもらったりするため、他の店舗との差別化を図りましょう。

要素2.PP(ポイント・プレゼンテーション)

PP(ポイント・プレゼンテーション)とは

おすすめ商品や人気商品など、スムーズに見つけやすくする演出方法のこと。

PPでは、陳列棚や壁、天井などを利用して商品をアピールします。おもな目的は、

  • 店内を回遊してもらう
  • 興味のある商品をすぐに見つけられるようにする

といった点です。店内を回遊してもらうために、売りたい商品のコーナーを組んで顧客にアピールします。

また、天井や壁に看板を吊り下げるのも有効です。

>>吊り下げられるPOPについて詳しく見る<<

入り口や通路など、陳列棚から離れた場所にいる来店客が、商品をスムーズに見つけられるようにしましょう。

要素3.IP(アイテム・プレゼンテーション)

IP(アイテム・プレゼンテーション)とは

商品をわかりやすく、かつ選びやすく陳列すること。

IPは商品をわかりやすく、かつ顧客が選びやすくなる陳列をすること。

顧客がお目当ての商品を探すとき、規則性がなくバラバラに陳列されていると見つけるのも一苦労です。

陳列に規則性を持たせるなど工夫すると、顧客にとって商品を探しやすい店舗になります。店舗でよく見かける陳列方法は、

  • カラーバリエーション
  • サイズ
  • 同じシーンで利用するもの

などをまとめる手法です。

以下のようなPOPを使って、説明がなくても視覚的にわかりやすくします。

>>陳列棚おすすめのPOPについて詳しく見る<<

例えば、カラーバリエーションが多い商品の陳列なら、まるで「どの色が好みですか?」と来店客に語りかけるような見やすい並べ方を意識しましょう。

また、必要であればPOPを作成して情報を追加すると、よりわかりやすい売り場ができます。顧客にとって、ストレスのない売り場づくりが重要です。

VMDを活用した事例4選

ここからは、VMDを活用した事例を4つご紹介します。

  1. 株式会社アダストリア
  2. カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社
  3. KURAND株式会社
  4. 本田技研工業株式会社

順番に見ていきましょう。

事例1.株式会社アダストリア

画像出典:株式会社アダストリア

まずは、株式会社アダストリアが運営するアパレル・雑貨ブランド「niko and … (ニコアンド)」の例を紹介します。

グローバル旗艦店「niko and … TOKYO(ニコアンド トーキョー)」では、他の店舗とは異なる、オリジナルの企画やビジュアル演出が特徴的です。

一例として、以下のような独自の世界観の演出が挙げられます。

  • ヴィンテージ感のある小さな家を設置
  • 床・階段や商品棚を木製品で統一
画像出典:メルクロス株式会社

「niko and … TOKYO」では、このような演出を展開するため、月ごとに打合せをおこない、自店に合わせたVMDを展開しています。

その結果、激戦区に店舗を構えているにもかかわらず、スタンスを変えなくても店舗運営が続いています。

なお、アパレル店のVMDについては、以下で詳しく紹介していますので、ぜひお読みください。

事例2.カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社

画像出典:三井不動産商業マネジメント株式会社

上記は、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社が展開する「名古屋みなと 蔦屋書店」です。

「WITH FAMILY」をコンセプトに、「おでかけ」「子育て(キッズ)」「クルマ」の3つをコンセプトにした店舗をつくっています。

例えば、過去には「おでかけ」に関する書籍を集めたフェアを実施しました。

他にも、下記のような書店の枠に捉われないVMDを展開しています。

  • オープン記念に、トヨタ博物館が所有する車を展示
  • キッズスペースの設置
  • 書店と区画をつなげた飲食店や雑貨店などを展開

幅広い層がそれぞれの時間を楽しめる書店として、成功している事例です。

事例3.KURAND株式会社

画像出典:株式会社PR TIMES

オンライン酒屋「クランド」は、ECサイトの世界観をポップアップストアに再現しました。

実際に商品を手に取れる場を設け、オンラインではなかなかできない試飲も楽しめるようにしています。

また、クランドの人気企画「酒ガチャ」をガチャガチャで再現し、ECサイトのサービスをオフラインでも楽しめる工夫がなされています。

画像出典:株式会社PR TIMES

事例4.本田技研工業株式会社

画像出典:株式会社 ワールド

自動車メーカー「本田技研工業株式会社」の中国の合弁会社「新大洲ホンダ」によるVMDの事例をご紹介します。

新大洲ホンダは、中国の都市部に住む20~30代をターゲットに「電動自転車のある暮らし」をコンセプトにした店舗を展開しました。

誰でも店内に入りやすいようガラス張りの窓で開放感のある外観を演出しています。

また、店内にはカフェスペースを設け、店内にいる間もリラックスできるつくりになっています。

画像出典:株式会社 ワールド

なお、ハンソクエストでは、インバウンドプロモーションのご提案も可能ですので、こちらからお気軽にご相談ください。

VMDが小売業界でも注目される4つの理由

VMDはアパレル業界でよく使われますが、小売業界でも注目されています。注目されるようになった理由は、おもに4つあります。

  1. 売上アップが期待できるから
  2. ブランディングしやすくなるから
  3. 顧客満足度の向上につながりやすくなるから
  4. 業務効率化が期待できるから

順番に紹介します。

理由1.売上げアップが期待できるから

VMDを効果的に活用すると、売上アップの期待ができます。

人は視覚から多くの情報を取り入れるため、視覚的に「見やすい」「わかりやすい」とすぐ判断できれば、購買意欲を刺激できるからです。

例えば、乱雑に陳列されているより丁寧に陳列されているほうが、商品を探しやすくなります。

さらに商品の魅力を伝えるPOPが添えられていれば、購入後の変化がイメージでき、より興味がわいて手に取りたくなります。

このように、視覚に訴えるだけで売上アップにつながるので、小売業界でも注目されている手法です。

理由2.ブランディングしやすくなるから

ブランディングしやすくなる点も、小売業界で注目されるようになった理由の1つです。

VMDに取り組む場合は、店舗のコンセプトを明確にしなくてはいけません。

コンセプトを明確するためには、自社ブランドの強みや顧客から評価されているポイントの言語化が必要です。

自社ブランドのポイントを言語化できれば、

  • 言語化して社内に共有し、ブランドとしてアピールすべきポイントが明確になる
  • スタッフが共通の認識を持って接客できる
  • 接客時もコンセプトがブレない
  • 視覚+接客でより顧客に伝わる

などのメリットがあります。

このように、自社ブランドについてあらためて見直すきっかけとなり、よりブランディングしやすくなります。

理由3.顧客満足度の向上につながりやすくなるから

続いて、顧客満足度の向上が期待できる点も重要です。

VMDに取り組んでわかりやすい陳列を意識すると、顧客にとって必要な商品がどこにあるか把握しやすくなります。

例えば、同じカテゴリの商品を同じ場所に陳列する手法を取り入れた場合、顧客が簡単に目当ての商品を見つけられます。

下記は具体的な方法の一例です。

  • 同じカテゴリの商品を同じ場所に陳列する
  • POPで商品の補足する

顧客がスムーズにお目当ての商品を見つけられるので、満足度がアップし「あの店舗には自分の欲しい物がある」と印象付けられます。

結果、店舗のイメージアップにもつなげられます。

理由4.業務効率化が期待できるから

VMDを実施すると顧客だけではなく、店舗スタッフにも業務効率化の実現が期待できます。

なぜなら顧客が商品を探しやすい陳列棚は、店舗スタッフが商品を管理する点でも覚えやすく効率的だからです。

また、ブランドコンセプトを顧客へ伝えるには、店内の陳列・装飾だけでなく、スタッフの育成も重要です。

ただ、スタッフへ説明する社員がコンセプトを言語化できていなければ、人によって内容が違う・スタッフが理解できないといった問題が発生します。

そうなれば、スタッフが来店客へ商品やブランドについて充分な説明ができない恐れがあります。

しかし、コンセプトを言語化できていれば、たくさんのスタッフへブレずに同じ認識を共有可能です。

このようにスタッフの店舗理解が深まれば、教育コストを削減できる可能性があります。

さらに、戦略変更したい場合でも最低限の説明コストで対応でき、複数の店舗を保有していてもトレンドをスピーディーに反映できます。

もしVMDで売上アップや業務の効率化を図りたいならこちらから専門家に無料相談できますので、お気軽にお問い合わせください。

収益アップのために小売店でVMDを活用する4つのコツ

小売店でVMDを活用するなら、収益アップを目指したいところです。そこで、VMDを活用するコツを4つお伝えします。

  1. ターゲットを明確にする
  2. あくまで顧客の視点で考える
  3. 陳列(ディスプレイ)を工夫する
  4. POPを活用して店舗全体の雰囲気をアップさせる

それでは詳しく紹介します。

コツ1.ターゲットを明確にする

小売店としてのコンセプトやターゲットを明確にしましょう。マーケティングの最重要な要素として、ターゲットの明確化は重要です。

ターゲットが定まっていないと、顧客によっては「わかりにくい」店舗になってしまいます。

例えば子どもがターゲットの店舗なら、できるだけ子どもの身長に合わせた陳列が有効です。

大人の目線で探せる場所に商品を置いても、子ども自身で探せませんし手も届きません。もし、子どもに無理をさせて万が一ケガをしてしまったら一大事です。

したがってまずはターゲットを決めて、そこからVMDに取り組むことをおすすめします。

コツ2.あくまで顧客の視点で考える

VMDの施策を考えるときは店舗の都合ではなく、あくまで顧客の視点で考えましょう。店舗における管理も重要ですが、商品は顧客の手に渡ってこそ意味があります。

売れ行きがそれほどよくない商品は、陳列棚の上部などに陳列を考えることがあると思います。しかしその商品を欲しがるターゲットが子どもだったら、顧客自身では手が届きません。

したがって考えるべきは、

  • その商品を欲しがる人はどのような人物なのか
  • その人物にとってどのような売り場が親切なのか

ということです。常に「自分が顧客なら」という視点を忘れないようにしましょう。

コツ3.陳列(ディスプレイ)を工夫する

どの商品をどこに置くか決まったら、陳列をどのように工夫するか考えましょう。商品の陳列方法は多種多様で、

  • どう見せたいか
  • どう売りたいか

で、適した方法は変わります。

例えば、特に売りたいおすすめ商品は「ゴールデンライン」と呼ばれる人の目線の高さに配置するのがセオリーです。

さらに、スイングPOPなどを使って商品を目立たせれば、より来店客の目に留まるようになり、興味を持ってもらえる可能性があります。

>>スイングPOPを詳しく見る<<

どのような商品をどう売りたいかを考えて、適切な陳列を心がけましょう。また下記の記事は、小売店の陳列方法をまとめています。

どのような陳列方法があってどのような商品に向いているか知りたい場合は、ぜひご覧ください。

また、ご紹介したスイングPOPの他にも活用できる販促アイテムがありますので、ぜひ以下の商品ページをご確認ください。

>>POP・サイン・ディスプレイの商品一覧ページを詳しく見る<<

コツ4.POPを活用して店舗全体の雰囲気をアップさせる

商品の陳列まで決まれば、POPを活用して店舗の雰囲気をアップしましょう。

POPを使用すると、必要な情報をさらに加えられるうえ、全体の雰囲気を活気づけられます。

例えば、

  • 「新商品」とPOPがあれば、手に取ってもらえる可能性が高まる
  • 「セール中」とあれば、お得感を演出できる

など、活き活きした売り場を作れます。効果的なPOPを制作して、楽しい店舗づくりを目指しましょう。

また、下記の記事では、POP制作についておすすめのツールを紹介しています。顧客に喜ばれ売上アップにつながるPOP制作をしたいのであれば、ぜひご覧ください。

もし、何から実施すれば良いのかわからないなら、こちらからプロに無料で相談が可能なので、ぜひご利用ください。

VMDで映える売り場づくりをしたいなら「アイポプ」がおすすめ

VMDの取り組みでPOP制作をするなら、自動POP作成サービス「アイポプ」がおすすめです。

アイポプをおすすめする理由は、以下の4つがあります。

  1. SNSからポジティブな投稿を収集・分析するため、新たなニーズに気がつきやすいから
  2. AIの活用により、今まで思いつかなかったPOPづくりのヒントが見つかるから
  3. 映えるPOP制作や、売れ筋・ロングテール商品のリブランドにも効果的だから
  4. 低コスト・短時間で制作できるため、数が少ない販促物づくりに向いているから

アイポプは、AIが自動で顧客の生の声を収集・分析したデータをもとにデザインを作成するツールです。

そのため、今まで気がつかなかった新たな視点で、顧客の視覚に訴えかけるPOPを作成が期待できます。

印刷まで一貫して行えるため、低コストでファンづくりやブランディングに適したPOP制作が叶います。

「映える売り場を作りたい」とお考えであれば、以下のコンシェルジュからお気軽にご相談ください。

小売店でVMDを活用して業績を伸ばそう

<本記事のまとめ>

・VMDとは、視覚に訴える「見やすい」「わかりやすい」売り場を作る手法のこと
・VMDでは、VP・PP・IPの3つの基本要素がある
・小売店では「売上アップ」や「ブランディング」などの理由から取り組まれている
・VMDを活用するためには、「ターゲットの明確化」や「顧客視点での施策」が重要

VMDは視覚に訴えるマーケティング手法で、顧客に商品を届けることが最大の目的です。

人は視覚からの情報を多く取り入れるため、VMDを重視すると顧客にとってわかりやすく親切な売り場を作れます

「自分が顧客ならどう感じるか」という視点を持つだけでも業績アップにつながるので、身近な取り組みから始めてみましょう。

PXCお問い合わせページはこちら

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