SMM(ソーシャルメディアマーケティング)とは?特徴や3つの成功事例を紹介

近年、SMM(ソーシャルメディアマーケティング)に取り組む企業は増加傾向にあり、多くの注目が集まっています。

しかしSMMについて耳にしたことがあっても、詳しい方法やメリットがよくわからないと感じている方も多いかもしれません。

この記事では、

  • SMMの概要
  • SMMとSEMとの違い
  • メリットデメリット・成功例

といった内容について紹介しています。

低コストで簡単に取り組みやすいSMMを活用し、業績アップにつなげたいのであれば、ぜひ最後までご一読ください。

SMM(ソーシャルメディアマーケティング)とは

SMMとは、ソーシャルメディアマーケティング(Social Media Marketing)の頭文字を取った言葉で、SNSをはじめとしたソーシャルメディアを活用したマーケティング手法のことです。

商品やサービスの販売促進・認知拡大のためのTwitterやInstagramなどのSNSアカウント運用や、SNS上でのキャンペーンの実施などが当てはまります。

近年、SMMを取り入れている企業は増加傾向にあります。

そのため、ユーザーと積極的にコミュニケーションを取っている企業アカウントを目にしたことがある方も多いのではないでしょうか?

従来の広告による販売促進は一方通行になりがちでしたが、SMMではコミュニケーションを取るだけでなく、消費者の生の声の確認も可能です。

SMMとSEM(検索エンジンマーケティング)の違い

SEMとは

SEMはサーチエンジンマーケティング(Search Engine Marketing)の略称。検索エンジン最適化であるSEOや、リスティング広告などが含まれる。

SMMとSEMの大きな違いは、アプローチするユーザーにあります。

消費者との距離を縮めることを目的としたSMMに対し、SEMでは自社サイトへの訪問を目的としています。

SMMとSEMの違い
  • SMM:TwitterやFacebookなどのSNSを活用したマーケティング
  • SEM:SEOやリスティング広告などの「検索エンジン」を活用したマーケティング

検索エンジンを使用して情報を得ようとしているユーザーは、自分が知りたい情報をすぐに得たいと考えています。

それに対して、ソーシャルメディアを使用しているユーザーは、興味のある情報を集めたり、他の人と交流したりすることを目的としてます。

SMMとSEMはこのような違いがあるため、目的やターゲット層に合わせて使い分けることがポイントです。

他のWebマーケティング手法と比べたSMMのメリット

SMMには、他のWebマーケティング手法と比較して以下のようなメリットが存在します。

他のWebマーケティング手法と比べたSMMのメリット
  • 誰でも簡単に取り組める
  • 認知度アップやブランディングに役立つ
  • 見込み顧客へアピールしやすい

以下、1つずつ詳しく解説します。

誰でも簡単に取り組める

SMMの大きなメリットは、誰でも簡単に取り組めることです。

アカウントを作成し、企業のイメージに合った発信を行うだけで始められるので、業者に依頼する必要もありません。

またSNSのアカウントは無料で登録できるため、他のマーケティング手法と比較して、高額な費用が発生しないことも便利なポイントです。

認知度アップやブランディングに役立つ

前述の通り、SNSは情報の拡散スピードが大変早いです。

よって発信した内容が多くの人に拡散され、今までターゲットとして意識していなかった層にまで広まることで、認知度アップにも役立ちます。

さらにファンの獲得により、ブランド価値を正しく伝えるために重要な「ブランディング」についても効果を期待できます。

見込み顧客へアピールしやすい

見込み顧客へアピールしやすいことも、SMMのメリットの1つです。

従来の広告には「掲載に多額のコストがかかる」「一度掲載した後は変更が難しい」といった問題が存在していました。

しかしSMMでは好きなタイミングで自社商品に関する投稿ができるほか、消費者の反応を見ながら投稿内容を変更していくことも可能です。

またタイムラインで何度も商品の写真や説明を目にすることで、消費者の記憶に残りやすくなり、購入につながりやすいと言えます。

他のWebマーケティング手法と比べたSMMのデメリット

一方SMMには、他のWebマーケティング手法と比べて以下のようなデメリットも存在します。

他のWebマーケティング手法と比べたSMMのデメリット
  • 炎上やなりすましのリスクが高い
  • 短期的な効果の増加は期待できない
  • コンテンツ作成に時間や手間がかかる

1つずつ詳しく解説します。

炎上やなりすましのリスクが高い

炎上やなりすましなどのリスクが高いことは、SMMの代表的なデメリットの1つです。

炎上はささいな発言が切っ掛けで発生することが多く、炎上すると企業イメージは大きく下がってしまいます

一度炎上すると、事情をよく知らない人からの非難の声も多く集まるため、中には「言いがかりでは?」と思われる炎上もあるかもしれません。

しかし、投稿担当者による不適切な発言が切っ掛けとなった炎上は、企業イメージを悪化させてしまう可能性が高いです。

また企業アカウントのふりをして不正に個人情報を得ようとしたり、誤った情報を流したりする「なりすまし」の危険性もあります。

短期的な効果の増加は期待できない

SMMは、プロジェクトを短期間で想定してしまうと期待した通りの効果を得にくいです。

SNSには、フォロワー数が多いほど信頼度が上がりユーザーからフォローされやすい特徴があります。ですが、アカウントを作ったばかりの頃はまだフォロワーが少ない状態です。

そのため、最初は思うようにフォロワーが増えていきません。

よって効果が出るまでにある程度の時間がかかるため、他のマーケティング手法と比較して、短期的な効果の増加は期待しにくくなります。

発言内容の統一やキャンペーンの実施などにより、消費者がアカウントをフォローするメリットを感じやすくすることが重要です。

コンテンツ作成に時間や手間がかかる

SMMでは投稿を見た人に「面白い」「役に立ちそう」と思ってもらえるような発信を続ける必要があるため、コンテンツの作成に時間や手間がかかります。

特にInstagramなどの画像や動画を投稿するSNSを利用する場合は、企業イメージを損なわないための配慮が欠かせません。

そのため、クオリティの高い画像を用意する必要があり、想像以上の手間が発生します。

またフォロワーを増やすためには頻繁な更新も必要なため、慣れるまでには多くの時間がかかると言えるでしょう。

SMM(ソーシャルメディアマーケティング)の成功事例3選

ここでは、SMMの成功事例を3つ紹介します。

どの企業もソーシャルメディアを上手に活用しているので、ぜひ参考にしてください。

SMMの成功事例3選
  • 株式会社ローソン
  • シャープ株式会社
  • ハーゲンダッツ ジャパン株式会社

1.株式会社ローソン

大手コンビニの1つであるローソンは、TwitterやInstagramなどの数多くのソーシャルメディアを運用し、マーケティングを行なっています。

ローソンがSNSの運用をはじめた理由は「SNSを強化するように」との社長の指示によるもので、2010年4月からTwitterアカウントの運用を開始。

現在はTwitterやFacebook、LINEを中心に、なんと約20メディアものSNSを運用しています。

ローソンのSNSの特徴は、公式キャラクターを使用していることです。

ローソンのSNSでよく見かける女性キャラクターは、ローソンでアルバイトをする大学2年生のあきこちゃんという設定です。

あきこちゃんのキャラクターを全面に押し出すのではなく、複数人が投稿しても発信内容がぶれないよう、独自のポリシーに沿って運営をしています。

このような工夫を続けた結果、2021年現在は569.2万人もの人がローソンの公式Twitterアカウントをフォロー。

SNS上で、新商品の紹介やアニメ等とのコラボ商品についての情報発信などを行い、見込み顧客に働きかけ商品の購入につなげているのです。

2.シャープ株式会社

家電メーカーのシャープ株式会社では、2011年5月からTwitterアカウントを運用しています。

ただ商品について紹介するのではなく、消費者とのコミュニケーションを重視しているのがポイントです。

消費者の「シャープ製品を購入した」というツイートに対し「ご購入ありがとうございます」とリプライを送ることもあります。

元々はニュースリリースに関する情報発信を行うアカウントでしたが、経営悪化による希望退職が報道された日を切っ掛けとして、人間性に溢れたつぶやきをツイート。

それ以来フォロワーとのコミュニケーションを重視するようになり、2021年現在は82.6万人もの人がシャープの公式アカウントをフォローしています。

また各ツイートには多くの「いいね」やリプライがつき、SMMの成功事例として多くのメディアに掲載されています。

3.ハーゲンダッツ ジャパン株式会社

ハーゲンダッツ ジャパンでは、Facebook、Twitter、LINEなど様々なSNSアカウントを運用しています。

SNS運用をはじめた切っ掛けは、ペルソナとして設定している20代の女性に、SNSを通してより自然に商品を知ってもらいたいと考えたためです。

また、メディアによって発信内容を変更しているのもポイントです。たとえば、

  • Twitter:拡散力を意識して新商品の情報やキャンペーンの告知を行う
  • Facebook:伝えたいブランドイメージに近い発信をする

などがあります。

さらにアイスのアレンジについての投稿を目にした際は、実際にそのアレンジを試してTwitterに掲載するなど、消費者とのコミュニケーションも重視しています。

SMMを成功させて業績をアップさせよう

本記事のまとめ
  • SMMは、SNSをはじめとしたソーシャルメディアを活用したマーケティング手法
  • SMMとSEMの大きな違いは、アプローチするユーザーにある
  • SMMは発信内容に気をつけ、消費者とよい関係を築くことが重要

この記事では、SMMの概要やSEMとの違い、メリット・デメリットについて解説しました。

SMMは、「その他のマーケティング手法と比べて誰でも簡単に取り組める」「コストが少ない」などのメリットがある、便利なマーケティング手法です。

しかし一方で、「炎上しやすい」「効果を実感できるまでに時間がかかる」などのデメリットも存在します。

消費者との距離が近いことを意識しながら、慎重にアカウント運用を行うことが重要と言えます。

低コストで簡単に取り組みやすいSMMを活用し、自社の業績アップにつなげていきましょう。