D2Cでは、化粧品を扱うブランドが多く見られます。
「D2C事業で成功している化粧品ブランドにはどのようなものがあるの?」
「化粧品ブランドで成果を出すにはどうしたらいいのかな」
とお考えの方も多いかもしれません。そこでこの記事では、
- D2C事業を成功させている化粧品ブランドの特徴
- D2C化粧品ブランド事例
- 化粧品ブランドを成功させるポイント
などについて詳しく解説します。化粧品D2Cブランドで成果を出したい場合は、ぜひ参考にしてください。
ちなみにD2Cについては「D2Cの意味とは?メリット・デメリットから5つの成功のコツまで完全ガイド」記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
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Contents
化粧品でD2C事業を成功させているブランドの3つの特徴

- 積極的に消費者の意見を取り入れている
- パーソナライズ化されている商品が多い
- 高品質な製品を販売している
化粧品でD2C事業を成功させているブランドには、主に上記の特徴があります。では、ひとつずつ解説します。
1. 積極的に消費者の意見を取り入れている
成功しているブランドは、積極的に消費者の意見を取り入れています。
製造過程から消費者の意見を積極的に取り入れることで、消費者のニーズに合った商品を販売します。
消費者が化粧品を購入する際には、すでに完成されている商品から、自分に合ったものを選んで購入することが一般的です。
企業と消費者が、直接意見を交わすことはほとんどありません。しかしD2C事業では、企画から製造・販売までを自社内で行います。
従来のようなアンケートやSNSでの交流など、さまざまな手法で消費者の生の声を集められるのです。
収集した消費者の声を商品開発やサービス改善に活用し、顧客満足度の向上につなげています。
2. パーソナライズ化されている商品が多い
パーソナライズとは、複数の質問に回答していくだけで、その人に合った商品を購入できるサービスのことです。
消費者の声を重視したマーケティング戦略が注目されるようになり、パーソナライズは増加傾向にあります。
パーソナライズ化粧品の強みは、一人ひとりの悩みにぴったりと合った商品を提供できることです。
美容・健康に関する悩みは人それぞれ違います。そのため、自分だけの化粧品が手に入るとなれば、興味を持ってもらえるのです。
化粧品は日常的に使用されるものなので、一度気に入ってもらえればリピート購入につながりやすいこともポイントです。
3. 高品質な製品を販売している
商品が売れ続けるためには、品質が高いことも重要です。
いくらコマーシャルやSNSの投稿内容が魅力的でも、商品のクオリティが低い場合は、リピートされることはありません。
化粧品は、イメージや世界観へのこだわりも重要ですが、品質に力を入れているブランドも多いです。
妥協せず質の高い商品をつくれば、口コミが広がりファンが増えるはずです。
では、化粧品D2Cで成果を出しているブランドには、どのようなものがあるのでしょうか。次で成功事例を紹介します。
化粧品D2Cブランドの成功事例6選
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- MEDULA(メデュラ)
- youange(ユアンジュ)
- mixx(ミクス)
- PHOEBE BEAUTY UP(フィービービューティーアップ)
- COLORIS(カラリス)
- BOTANIST(ボタニスト)
ここで、成功している6つのD2C化粧品ブランドを紹介します。化粧品の種類やブランドの概要などを解説しますので、各ブランドの手法を確認してみてください。
MEDULA(メデュラ)
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MEDULAは、”日本初のパーソナライズシャンプー”というコンセプトで誕生した化粧品ブランドです。
オンラインで10つの質問に回答するだけで、3万通りの組み合わせから個人にカスタマイズされた商品が自宅に届きます。
販売している商品は、シャンプーやトリートメントなどのヘアケアグッズです。
ただ自分に合った商品が届くだけでなく、注文した商品について美容師からコメントをもらうことも可能です。
「まるで美容院を訪れた時のようなサービスを受けられる」と人気を集め、2021年には30万人以上が会員となっています。
他にも、パーソナライズスキンケアの「HOTARU PERSONALIZED」や、パーソナライズボディメイク「Waitless」なども展開しています。

“パーソナライズ”を積極的に取り入れ、個人を意識したサービスを提供することで、順調にファンを増やしています。
youange(ユアンジュ)
公式ネットショップ-ゆうこすプロデュースのスキンケアブランド-shop.youange.com-min.png)
youangeは、タレントのゆうこす(菅本裕子)さんが手掛けるD2Cブランドです。
主にスキンケア商品を中心に販売しており、クレンジングや洗顔・美容液など一通りのスキンケアアイテムを扱っています。
すべての商品は、「スキンケアをする時間のない人も、ポジティブな気分で眠りにつけるスキンケアラインを作りたい」との思いから開発されました。
主にInstagramを活用した情報発信に力を入れており、ゆうこすさん自身がインスタライブを毎週開催しています。
消費者と積極的にコミュニケーションを意識しているD2Cブランドです。
mixx(ミクス)

mixxは、消費者の悩みにぴったり合った「パーソナライズシャンプー」を提供するブランドです。シャンプーの組み合わせは、なんと19,530通りあります。
香りや髪の毛の状態に関する8つの質問に回答するだけで、自分だけのシャンプーが自宅に届きます。
また届くシャンプーには、ラベルに名前やニックネームを入れられることもポイントです。カラフルなボトルや注文のしやすさから、若い世代の女性を中心に注目を集めているブランドです。
PHOEBE BEAUTY UP(フィービービューティーアップ)

PHOEBE BEAUTY UPは、まつげ美容液で大きな人気を集めた化粧品ブランドです。2019年に販売を開始してから、若い世代の女性を中心にSNS上で大きな話題になりました。
その後も、フェイスマスクや毛穴美容液など次々と商品を展開しています。
最初はインターネットやバラエティショップでのみ販売していましたが、2021年の11月には初の実店舗をオープンする予定です。
ライブ配信用のスペースや記念写真が撮影できるスペースを設置するなど、実店舗でもSNSを意識し、口コミで広まりやすい工夫を行っています。
COLORIS(カラリス)
日本初オーダーメイドセルフカラー-coloris.shop-min.png)
COLORISは、自分に合ったヘアカラーが届くサービスです。
紙の長さやなりたい髪色などの質問に回答するだけで、自宅に自分に合ったヘアカラーが届きます。
主に20代から40代の女性を中心に人気を集めており、2021年現在の会員数は5万人を突破しています。
届くセットの中にはグローブやハケなどの必要なものが一通り揃っており、届いたその日にセルフヘアカラーを楽しめます。
また、公式サイトでリアルな口コミを閲覧できるようにし、情報の発信にも力を入れています。
BOTANIST(ボタニスト)

BOTANISTは、シャンプーなどのヘアケアグッズや、スキンケア・ボティーソープなどを販売しているブランドです。
ドラッグストアなどでも販売されているため、広告や商品を見たことがある方も多いのではないでしょうか。
元々はインターネットのみで商品を販売していましたが、Instagram上で大きな話題となり、徐々に人気を集めていきました。
また消費者からのInstagramの投稿を活用し成果を出しています。幅広い世代の人から人気を集めるブランドとして成長しました。
化粧品のD2Cブランドを成功させる3つのポイント
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- 市場リサーチを定量・定性の両面から行う
- ターゲットにあわせたマーケティング戦略を立てる
- ブランドの世界観にあった販売チャネルを選ぶ
最後に、化粧品のD2Cブランドを成功させるための3つのポイントを紹介します。成功事例に共通しているポイントでもあるので、ぜひ参考にしてください。
1. 市場リサーチを定量・定性の両面から行う
市場リサーチを行う際は、必ず定量・定性の両面から調査を行いましょう。化粧品業界では数多くの企業が商品を販売しており、たくさんの商品であふれています。
そのため他社と似たような商品を販売しても、差別化できず思ったように売れないかもしれません。
アンケートのような定量調査だけでなく、実際に消費者の声を聞くことが重要です。他社商品の不満や優れている点・自社商品を使ってみての感想などを聞いてみましょう。
また定性調査は適当な人を選んで聞くのではなく、消費者の悩みの度合い別に分けて意見を集めることが大切です。
下記のように、細かく分けて調査を行いましょう。
- 悩みは深い&何かしら対策をしている人
- 悩みは深い&何かしら対策をしていない人
- 悩みは浅い&何かしら対策をしている人
- 悩みは浅い&何かしら対策をしていない人
2. ターゲットにあわせたマーケティング戦略を立てる
D2Cには、SNSやライブコマースなどいろいろなマーケティング戦略が存在します。むやみに試すのではなく、ターゲットにあわせてマーケティング戦略を立てることが重要です。
たとえば、ただSNSで公式情報を発信するだけでなく、場合によってはインスタグラマーの起用もおすすめです。
まずはターゲットを把握し、そのターゲットにあわせたマーケティング戦略を立てるようにしましょう。
なおD2Cのマーケティング手法や戦略については、以下の記事で詳しく解説しています。マーケティングについてより詳しく知りたい場合は、こちらもご一読ください。
3. ブランドの世界観にあった販売チャネルを選ぶ
リサーチの手法や販売チャネルだけでなく、顧客へ商品を届ける販売チャネル選びも重要なポイントです。
Amazonや楽天市場などのECプラットフォームは出品に関するルールが決まっているため、ブランドの世界観が伝わりにくくなってしまいます。
そのため、D2Cでは、
- 自社ECサイト
- 直営店
などの販売チャネルが必要です。ただ、自社で一貫した管理がしやすい反面、開発にコストがかかるデメリットもあります。
そのため、コストを考慮しながら、ブランドにあった販売チャネルを選ぶことが重要です。
また、D2Cにおすすめのプラットフォームについては、以下の記事で紹介しています。
使用されることが多い代表的なサービスも紹介していますので、プラットフォームでお悩みの場合はあわせて参考にしてください。
D2C化粧品ブランドを成功させるには消費者ニーズの把握が重要

この記事では、D2C化粧品ブランドの特徴や成功したブランド事例について紹介しました。化粧品業界では多くのD2Cブランドが参入しています。
ライバルが多い業界で成果を出すためには、徹底的なリサーチやマーケティング戦略が欠かせません。
ぜひこの記事を参考にして、魅力的な化粧品ブランドを立ち上げてみてください。
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