【10の成功事例から学ぶ】日本で成果を出したD2Cブランドの共通点とは

近年、消費者とダイレクトにコミュニケーションを図る「D2C」が注目されています。

「D2Cで成功しているブランドを詳しく知りたい」
「D2Cで成功するコツは何だろう」

と感じている方も多いかもしれません。D2Cで成功するためには、SNSなどを活用した消費者とのコミュニケーションが重要です。

そこでこの記事では、

  • D2Cブランドの成功事例
  • 成果を出しているブランドの特徴

といった内容について、詳しく解説します。自社のD2Cを成功させたいということなら、ぜひ参考にしてください。

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D2Cブランドの成功事例10選

D2Cブランドの成功事例10選
  1. Minimal – Online Shop -(食品)
  2. BULK HOMME(化粧品)
  3. FABIUS(美容)
  4. Allbirds(アパレル)
  5. BASE FOOD(食品)
  6. 土屋鞄製造所(アパレル)
  7. snaq.me(食品)
  8. 17kg(アパレル)
  9. Mr. CHEESECAKE(食品)
  10. COHINA(アパレル)

ここでは、D2Cで成功した10のブランドの事例を紹介します。

1. Minimal – Online Shop -(食品)

企業名
株式会社βace
販売商品チョコレート関連食品

Minimal – Online Shop -は、チョコレート専門店の「Minimal -Bean to Bar Chocolate-」が手掛けるオンラインショップです。

Minimal -Bean to Bar Chocolate-は、2014年にスタートしたクラフトチョコレートメーカーです。チョコレートづくりの全ての工程を自社で行う、珍しいスタイルを取り入れています。

東京にある直営店2店舗とECサイトのMinimal – Online Shop –で商品を販売しており、実店舗・オンラインショップ・SNSの全てが同じ世界感で統一されています。

また、消費者と積極的にコミュニケーションを取ることで、ファンづくりに力を入れている点も特徴です

実店舗での丁寧な接客はもちろん、ECサイトに寄せられた商品レビューにコメントを返信するなど顧客目線で対応されています。

さらにSNSでは、商品開発や店舗運営に関するストーリーを公開しています。ブランドの認知度を高め、多くの人に興味を持ってもらう取り組みがポイントです。

【プロモーション会社の2.5次元広報レポート】#21 Bean to BarにD2Cまで!時代を先駆けるミニマルチョコレート(Minimal -Bean to Bar Chocolate-)に行ってきたお話

2. BULK HOMME(化粧品)

画像出典:https://bulk.co.jp/
企業名
株式会社バルクオム
販売商品化粧品

BULK HOMMEは、主に男性向けの化粧品を販売している化粧品ブランドです。

2013年から販売を開始し、ECサイトからの定期購入を基本としたことで、D2Cブランドの先駆け的存在とも呼ばれています。

「世界のメンズビューティーをアップデートする」とのビジョンのもと拡大を続けており、日本だけでなく、ヨーロッパなどの海外進出にも力を入れています。

特にInstagram上でのコミュニケーションに力を入れているほか、SNS広告も活用するなどの方法により、国を問わず新規顧客の獲得に成功しました。

オンラインでの直接販売から徐々に販路を拡大し、2020年の秋には1,000店舗以上の大手ドラッグストアでの取り扱いもはじまっています。

3. FABIUS(美容)

画像出典:https://fabius.co.jp/
企業名
ファビウス株式会社
販売商品美容製品や健康食品等

ファビウス株式会社は、美容製品や健康食品の製造販売を行う会社です。

代表商品である「すっきりフルーツ青汁」が2017年に累計30,000万個の大ヒット商品となり、年商131億円を達成しました。

商品は全てECサイトで販売し、「毎月定期便」によって業績を伸ばしたことが特徴です。

また新商品に興味を持ってもらうため、積極的にメルマガやLINEで商品の情報を発信し、顧客を惹きつける取り組みを行っています。

4. Allbirds(アパレル)

画像出典:https://allbirds.jp/
企業名
Allbirds合同会社
販売商品アパレル製品

Allbirdsは2014年にサンフランシスコで誕生した、スニーカーの販売をメインで行うアパレルブランドです。

靴の素材にはニュージーランドのスーパーファインメリノウールを使用し、「世界一快適なシューズ」として日本でも多くの人気を集めています。

またD2Cブランドの代表としても話題を集めており、ECショップをメインとして商品を販売するほか、2020年には原宿に日本1号店をオープンしました。

Allbirdsは、どちらかというとD2Cブランドとして後発です。

ですが、Amazonなどのプラットフォームに頼らず、自社のECサイトでブランドのストーリーを重視してきました。

さらに消費者の意見をもとに商品の改良を繰り返した結果、多くの人気が出て、世界中で求められるブランドとなっています。

5. BASE FOOD(食品)

画像出典:https://basefood.co.jp/
企業名
ベースフード株式会社
販売商品完全栄養食

ベースフード株式会社は、1食のみで必要な栄養素を摂取できるパンなど軽食の販売を行っている会社です。

「主食をイノベーションし、健康をあたりまえに」をミッションとして、完全栄養のパン・麺などを、主に自社のECサイトで販売しています。

過去に完全栄養のパンやパスタを販売している企業はなかったため、商品の特性を伝えるために、主に消費者とのコミュニケーションを重視しました。

Twitterのように、

  • 購入を検討している人:購入した人の理由から商品価値を伝える
  • 購入の継続を促したい人:他のユーザーの継続理由や、継続するための工夫を伝える

といったように、消費者の段階ごとのアプローチを実施。引き続き商品展開に力を入れていくと共に、今後は海外展開も推進していく予定です。

6. 土屋鞄製造所(アパレル)

画像出典:https://tsuchiya-kaban.jp/
企業名
株式会社土屋鞄製造所
販売商品皮革製品

土屋鞄製造所は、老舗の皮革製品ブランドです。

高品質な皮革製品の販売で知られており、ランドセルから仕事鞄まで、数多くの皮革製品を製造・販売しています。

2,000年代からECによる販売をスタートさせたものの、消費者の声の反映や、新しいツールの導入に時間がかかることに頭を悩ませていました。

そこでShopifyを導入し、自社内にて、より多くの施策や開発を進行させる体制づくりに着手します。

内製化が進められたことで、ブランディングに更に集中できるようになり、顧客層を大幅に広げることに成功しました。

7. snaq.me(食品)

画像出典:https://snaq.me/
企業名
株式会社スナックミー
販売商品食品(製菓)

snaq.me(スナックミー)は、素材の味を生かしたおやつが届く定期制のサービスです。

もともとは市販のおやつを寄せ集めて発送していましたが、消費者の「欲しい」商品を提供するために、D2Cモデルの導入を決定しました。

販売時には特に消費者とのコミュニケーションを重視しており、おやつに対するフィードバックを積極的に集め、商品に反映しています。

また商品の改善だけでなく、顧客の属性や嗜好に合わせた販売を目指しています。

「おやつ体験」をキーワードに顧客体験を重視し、満足度の高いおやつBOXへ進化させることに力を入れています。

8. 17kg(アパレル)

画像出典:https://17kg.shop/
企業名
株式会社イチナナキログラム
販売商品アパレル製品

17kg(イチナナキログラム)は、韓国系ファッションで高い人気を集めるアパレルブランドです。

主にInstagramを使って商品の宣伝を行っており、なんとフォロワー数は51万人を突破(2021年9月現在)。

更にECサイトだけでなく、原宿ラフォーレに実店舗をオープンするなど、10代のユーザーを中心として多くの人気を集めています。

今後はファッション以外にも、美容やコスメなどの商品展開が予定されており、さらなる飛躍が期待されています。

9. Mr. CHEESECAKE(食品)

企業名
株式会社Mr. CHEESECAKE
販売商品チーズケーキ

Mr. CHEESECAKEは、「日本一入手困難なチーズケーキ」と言われるほど人気を集めているチーズケーキです。

「世界一じゃなくあなたの人生最高に」をモットーとして、シンプルなチーズケーキを販売しています。

販売形式は公式サイトからの注文のみで、販売期間は週に2日に限定されています。代表の田村氏はフレンチレストランでシェフをしていました。

ですが、「Instagramに投稿したチーズケーキを販売して欲しい」という顧客の声がきっかけでレストランを辞め、チーズケーキのオンライン販売をスタートしました。

SNSで消費者とのコミュニケーションを重視し、TwitterやYouTubeなどで積極的にコメントの返信を行っています

また独特の世界観を重視し、大量販売を行わないことで、ブランディングにも成功しました。現在はECサイトだけでなく、全国各地でのポップアップストアでも商品の販売を行っています。

10. COHINA(アパレル)

画像出典:https://cohina.net/
企業名
株式会社newn
販売商品アパレル製品

CONIHAは、小柄な女性を対象としたアパレルブランドです。

小柄な人にぴったり合ったサイズの服を販売するだけでなく、モデルにも小柄な女性を起用することで、着用感をイメージして買い物を楽しめます。

製品は自社ECサイトのみで販売し、Instagramのフォロワーは21万人を超えています(2021年9月現在)。

Instagramの機能であるインスタライブを活用し毎日配信することで、広告や宣伝などはほぼせずにフォロワーを増加しました。

またInstagramの他にもTwitterやLINEなどのSNSも活用し、主にユーザーの口コミ投稿からつながりを強化しています。

なお上記以外のD2Cブランド一覧は、以下の記事でまとめています。15のブランドを紹介していますので、D2Cに興味がある方はあわせてご一読ください。

D2C事業で成果を出しているブランドの特徴4つ

  1. 世界観やストーリー性など、ブランドイメージを確立
  2. SNSを活用したマーケティングに注力
  3. ブランドの世界観を共有する顧客体験(CX)の提供
  4. 市場のトレンドやユーザーの声を積極的に活用

ここで、成功ブランドに共通している4つの大きな特徴を紹介します。

1. 世界観やストーリー性など、ブランドイメージを確立

D2C業界において最も重要とも言えるポイントは、ブランドイメージの確率です。

D2Cでは自社ECにて商品の販売を行うため、Amazonや楽天市場などECモールの知名度による集客は期待できません。

よって、SNSなどを活用したブランドの世界観やストーリー性の共有が必須となります。

また単にブランド世界観やストーリー性などを組み立てるだけでなく、より伝わる形で顧客へ共有することも重要です。

たとえば、SNSとEC・実店舗で世界観を統一するなどの工夫が必要となります。世界観を顧客へ共有することで、ブランドイメージが確立し、より伝わりやすくなるでしょう。

2. SNSを活用したマーケティングに注力

D2Cブランドでは、消費者とコミュニケーションを取りながら商品開発やショップ運営を行っていることがほとんどです。

たとえばSNSのアンケート機能を用い、

  • 新商品を開発する際に、どちらの案がよいかアンケートを取る
  • 人気の商品ランキングを作るため、消費者に投票してもらう

といった調査を行うことで、消費者の求める商品に一番近いものを形にしています。

さらにSNSで顧客との距離を縮めると、ブランドの認知度が上がり、ファンを獲得しやすくなるといったメリットも存在します。

3. ブランドの世界観を共有する顧客体験(CX)の提供

D2Cでは、企画や生産から配達・利用後の感想の把握まで自社で対応します。そのため、認知から購入後まであらゆるシーンで顧客体験(CX)の提供できます。

より具体的に言えば、

  • 世界観を重視したオンライン広告
  • インフルエンサーによる使用感の投稿
  • Webサイトの操作のしやすさ

などにより、顧客体験の質を上昇させているのです。

従来は、企画や生産などは同じ会社で行っても、そのほかの業務は別の会社が担当する流れでした。一方、D2Cではあらゆる顧客体験を自社で直接提供します。

その全てにブランドの世界観を共有できる仕組みを作ることで、顧客満足度アップへつながる期待ができます。

4. 市場のトレンドやユーザーの声を積極的に活用

市場のトレンドや、ユーザーの声を積極的に活用することも重要です。

先述の通り、D2Cは自社で販売からサポートまでを一貫して行えるため、トレンドや意見を反映させやすいと言えます。

たとえば顧客から「販売サイトがわかりにくい」と評価された場合、外注していれば改善に時間を要するかもしれません。

ですが、自社で管理しているサイトならすぐに改善できます。また市場のトレンドも積極的に取り入れることで、新規顧客の獲得にもつなげているのです。

顧客を惹きつけるD2Cブランドを立ち上げて自社の成功事例をつくろう

この記事では、顧客を惹きつけるD2Cブランドの事例とその特徴について紹介しました。

D2Cは顧客と近い距離でコミュニケーションをとります。そこで、消費者の意見を得たらすぐに反映させることが成功のポイントです。

成功事例を参考に、ぜひ顧客を惹きつけるブランドを立ち上げてみてください。

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